地球ひろしさんとの対話 前半

地球ひろしさんとの対話をyoutubeにアップし、それを文字お越ししたものをブログ等に掲載しましたが、このサイトにも掲載することにしました。


ブログでは4分割ですが、こちらでは2分割です。


地球ひろし  はい今晩は。Earth TV主催の地球ひろしです。今日は無境さんという方をゲストにお呼びしています。無境さんは小さい頃から、「何で人は生まれてきたのか?といった哲学的なこ問を思ったりして、大学時代にはちょっと悩んで、それから修行や瞑想など色々なことをされてきて、今ではシンギングボウルでの瞑想や、目覚めのサポートをやっておられる方です。


Youtubeも配信されていて、それを見させていただくと、「結構深いなあ」と思ったんですね。それで今日はゲストにお呼びしました。


それでは無境さん、今晩は。


無境  今晩は。無境です。


地球ひろし  そもそも大学時代から、探求が始まったという言い方が合っているかどうかわからないですけれども、色々と悩まれてそれで修行や瞑想とか、そういうものをやられたとのことで、どういう流れで今に至るのか、ご自身のプロフィールと今に至る流れですね。それをちょっとお話ししていただけますか?


無境  まず地球ひろしさんも言われていましたけれども、子供の頃に「何で人は生まれてくるのか?」ということを考えたりしてたんですが、高校の時に瞑想の真似事とかも始めたんですけれども、本格的に探究と呼べるようなものが始まったのは、大学に入ってですね。


大学に入ってすぐに大学生活に行き詰まってしまいまして、それで武道もやってみたかったんですが、肉体鍛錬というより精神修養としてのですね。それかヨガとか瞑想とかにするか、どちらにしようかなと自分で決めかねていたんですが、結局ヨガとか瞑想の方に行きまして、それが運命の分かれ道でした。


それから色々とやってきまして、ヨガといっても昨今流行りであるヨガは美容や健康に一番、 というものではなく、インド古来に伝わるような、アーサナやポーズが中心ではなく、呼吸法、プラーナーヤーマとか瞑想が中心のヨガを行っていました。


地球ひろし  ああなるほど。ストレッチのようなものではなかったんですね。深いですね。


無境  はい。それとか真言密教の阿闍梨の方から色々と教わりまして、真言や密教の考え方などですが、シンギングボウルなどもその方から教わりました。


後はそうですね、滝行を行ったり、断食をしたりとか。それとちょこちょこチベットのところに通ったりもしました。


地球ひろし  チベットというのは、チベットに行かれたんですか?


無境  それは日本でチベット仏教の教えを伝えているところに行ったり、 チベットの僧侶が来日された時に、話を聞きに行ったりしました。ダライラマ法王の講演会に行ったこともあります。


そしてこれは数年前ですが、アジズとフーマンという、すごく有名でもないんですが、知る人ぞ知るという方々がいまして、本も出ていますが、アジズやフーマンの教えや瞑想をベースに指導をされている方キヨタカさんという方がいまして、今も活動をされていると思いますが、そちらにしばらく通って、結構自分にとっては瞑想が合っていて、それをしばらく行っていました。


その後は非二元の教えを学び始めて、非二元といっても西洋人が伝えているものではなく、インド人が伝えているもの、ニサルガダッタ・マハラジとかラマナ・マハルシといった人達の教えですね。


そして日本人でそれらの人達と縁が深い方々から色々と聞いて、それらがフィットしたんですね。


ですから流行したノンデュアリティというより、本来のノンデュアリティとも言えるものを学びました。


地球ひろし  インド系の非二元というのもおかしい感じもしますよね(笑) 西洋人が伝えるノンデュアリティのメッセージとは、ちょっと違う感じですか?


無境  私はちょっと違う印象がありました。そういったことを色々とやってきて、そうですね。3〜4年程前からですかね、それまでは色々迷いもあったんですが、数年前から落ち着いてきまして、以前から瞑想会などを開催していましたが、ここ数年は人も自然と集まるようになってきまして、それまでは「何で人が集まらないんだろうか?」といった思いもあったんですけれども、自分の内面が変化したら、外的な現象も変わるなというのを、最近強く感じています。


地球ひろし  自己紹介はそんな感じですかね。私が結構聞きたいことがありまして、スピリチュアル系の、例えばチャネリングとかヒーリングとか、そういう世界はあまり触れて来られなかったんですか?


無境  ヒーリングに関しては結構やりました。レイキは全部の段階をやって、人にアチューンメントもできます。レイキもどういう人から伝授されるかで、全然違ってくるんですね。


私はヒーリングをするだけでなく、アチューンメント、伝授を行う時もありまして、今も知り合いから依頼されたらやってあげることもありますが、メインではやっていませんけれどもね。


地球ひろし  西洋のエンジェル系のヒーリングとか、色んなのがありますが、後はカートリーディングとか、そこら辺の世界はどうなんでしょうか?タロットとか。


無境  カートは購入してやってみたこともあるんですが、結局自分には合わないなという感じでした。


地球ひろし  無境さんのお姿を見ているだけで、何だか仏教徒みたいな感じで、多分西洋とかそちらの方ではないんだな、と思いましたが、座禅とかはどうなんですか?


無境  座禅に関しては、経験はありますけど、禅を以前やってた方が、禅と他のものも組み合わせてやっているところに通ったこともあります。


座禅とかヴィパッサナーとかをやったりもしました。


地球ひろし  なるほどね。それで今伝えられているのは、一つにはシンギングボウルの瞑想で、瞑想にも色々な種類があるじゃないですか。それは伝える方やグループに応じて変えているという感じですか?


無境  そうですね。私も色々と学んできまして、多くの方は禅なら禅、ヴィパッサナーならヴィパッサナーという形で打ち出されると思うんですけど、今の私のスタイルとしては、色々と学んできたものを自分なりに昇華して出しています。


ですからシンギングボウルのような音がメインの時もあれば、音もほとんど使わずに、シンプルにダイレクトに内側を見つめたりですね、今ここにただ在るということをメインに行ったりとか、本来の自分とは何か?ということを探求したりとか、その人や集まりに応じて行っています。


地球ひろし  なるほどね。引き出しが多くあって、その時々に合わせてやられているという感じかな。


無境  そうですね。個人で行う場合は、人によっては長時間ぶっ通しで瞑想したり、音も使わずシンプルに内面を見つめたりします。


それで最近自分でも思うのが、OSHOっていたじゃないですか。OSHOは色々な瞑想法を考案しまして、OSHOも色々なことを学んで、それを昇華して色々な瞑想法を編み出してきました。


そして私はサニヤシンではないんですけど、OSHOの本を何冊も読んだり、サニヤシンの人の主催する瞑想会に参加したりしていた時もありまして、そういう意味ではOSHOの影響も知らず知らずのうちに受けていたかとも思います。


地球ひろし  そうでしょうね。私はてっきりOSHOの弟子だろうと思っていましたが(笑)


後は、よく一瞥体験、昔はよく覚醒体験と言ってましたが、その一瞥体験、仏教では見性体験とも言いますが、そういう体験をした人をEarth–tvで紹介しているんですが、ある時一瞥体験もお茶を飲む体験と一緒で、そういうことに気づいてきたりして、とは言ってもやはり番組なので聞きたくもあるんですが、無境さんがどのような見性体験、一瞥体験をされてきたのか?あるいはちょっとづつ深まっていったのか?その辺りはいかがですか?


無境  色々とあるんですけれども、まずはヨガの行をメインにやっていた時に、クンダリニーの覚醒体験が起こりまして、クンダリニーは最近はあまり言及されないですけど、私が探究を始めた頃は、クンダリニーの覚醒ということがよく言われていました。


地球ひろし  それは私も無境さんと同じ年代ですが、おそらく30年くらい前じゃないでしょうか?クンダリニーの覚醒とかよく言われていたのは。


それでクンダリニーの覚醒のようなことが起こったんですか?


無境  そうですね。私の場合は尾骶骨の辺りから、何か熱いものが背中を伝わって上昇していって、それが頭頂に達して、それでエネルギー状態が激変したんですね。


それまではそれほどエネルギッシュでもなかったんですけど、それ以降ものすごくエネルギッシュになって、エネルギーがグワーンと上がっている時は怖い物知らずの状態で、それこそ矢でも鉄砲でも持って来いという感じでした。


地球ひろし  なるほどね。その時はやはり自分は悟ったという感じだったんですか?そうでもない?


無境  そうですね。完全に悟ったという感じではないんですけど、クンダリニーの覚醒をして、もうスーパーマンみたいな感じでした。


そこから更にクンダリニーのエネルギーが満ちてきて、そうなると単にエネルギッシュだけではなく、意識も静かになるんですね。


そしてその時は目の前で親がちょっと悲しんだりしていても、普通なら動揺してしまうところが、良くも悪くも内面が静まっていて、心が動かない状態でした。


地球ひろし  なるほどね。その期間はどれくらい続いたんですか?


無境  それがですね。結局のところその状態も波があって、波が高い状態がある程度続いたんですが、長い期間は持続しないんですね。良い時と悪い時の差が結構激しくて、そういった波が激しい状態がかなり長かったですね。それがそうですね。10年くらい続きましたかね。


その時は本質的な意味での非二元にも触れていなかったし、私の場合はずっとエネルギーを強めて、その状態で意識を静めていってという感じでした。


地球ひろし  ではそのクンダリニーの覚醒みたいなことがあって、その後はどうだったんですか?


無境  そうですね。それからは先ほども少し述べた、アジズとフーマンという2人の教えと実践が私にはすごくフィットしまして、簡単に言うと気づきがあり、それと寛ぐということがありまして、この二つが結構バラバラに説かれているんですね。


それこそ気づきに特化しているとか、寛ぐとか安らぐとか漂うとかに特化しているケースが多い。


この両方を言っているところか、実際に取り組んでいるところがあまりなくて、その両方を兼ね備えてやってきたのが、自分の中では大きな変化でした。


後はハートで、それが気づきと寛ぎとハートが一緒になって、そこで大きな変化が自分にはありました。それも一瞥体験ですかね。


地球ひろし  それはどのような一瞥体験でしたか?


無境  今まではエネルギーに左右されていて、エネルギーが強まったり、高まったりしている時は良いんですが、それが日常生活を送っているうちに下がってきたり、周りの影響を受けたりして、一瞥体験はどこへやら、という感じだったのが、それがかなり安定してきた、という感じですかね。


地球ひろし  そのハートの瞑想などで安定してきたという感じですか?


無境  そうですね。自分としては。


地球ひろし  スピリチュアル的な目覚めはエネルギーや波動を上げていって、それで5次元や6次元といったものに上がっていく、というようなイメージがありますが、私は非二元などを悟り系と言ってますが、今ここに完璧な平安があるといったことですが、おそらく無境さんはそういうことに気づかれているんではないかと思うんですね。文章とか読んでいてね。


そしてそこのところのサポートをされているのかな?と思うんですが、無境さんのそこに気づいたというのは、何か頑張って高みに登るのを辞めて、在るが在ると言いますか、そこに留まると言うか、もともとそこしかないという言い方もできますが、それに気づかれたのがアジズとフーマンがきっかけですか?


無境  はい。アジズとフーマンがきっかけで、その後本来の非二元とかに触れていって、それまでは自分を高めて高めてという感じだったのが、そういうのも必要なくなり、今この瞬間にただ在るというような状態になっていって、それが数年前からですね。こう腑に落ちていったのが。


それまでは色々な神秘体験や一瞥体験にとらわれていたのが、そういったものがただのストーリーであるとか、幻想、マーヤーと言いますが、それに過ぎなかったというようになってきました。


地球ひろし  そこのところが私と同じで、無境さんがそこに気づいているんだろうな、ということを感じたんですけれども、ちょっと今日お聞きしたいのが、昔から非二元のこととか書いてありましたが、難しくてよくわからなかったんですね。


それが西洋から来たノンデュアリティの教えを聞いて、「ああ、こういうことなんだ」と私の場合は理解できましたが、無境さんがさっき言われた、インドのもともとの非二元と、西洋から伝わってきたノンデュアリティのメッセージは違いがあるような感じがするんですけど、その辺りはどのようにとらえているんですか?


後半に続く



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